アルカリイオン水と水素水は似ている様で大きく異なる

 

私たちの体にとって水は欠かせないものです。

ただ体の機能を維持するためだけではなく、どのような水を体に取り込むかによって体の調子に大きな影響を与えてしまうこともあるのです。だからこそ、毎日必ず口にする水は慎重に選ぶことが大切です。

しかしながら、「水」とひとことで言ってもその性質によって様々に種類分けされており、もっと言えば地域や採水地によっても成分が異なったり味が変わったりするほどです。例えば硬水と軟水はよく知られた性質の違う水ですが、日本は軟水なのでヨーロッパで広く飲まれている硬水を口にすると、日本人の中には美味しくないと感じる人も多くいます。その中で、近年注目され始めている水が「水素水」です。

水素水とは、その名の通り水素を多く含有している性質をもつ水のことです。ダイエットやアンチエイジング、胃腸改善などに効果があるとして人気が出てきています。

とはいえ、これまで数多くの水が売り出されスーパーなどで色々な名前の水を目にすると、一体どれがどのような性質をもつ水なのか混乱してしまうのが現実です。先に述べた硬水や軟水のように口にして明確な違いがあれば自分の好みに合わせて選ぶことができますが、その他の水については名前ばかりが広まって味や性質といったところまで知識や経験が及んでいない人も多くいます。このような状況では自分の体にあった正しい水を選ぶことができません。

水素水の他によく知られている水のひとつとして、アルカリイオン水があります。一般名称では「飲用アルカリ性電解水」と呼ばれ、水を電気分解することで作られる水素を多く含むアルカリ性の電解水のことを指します。

水は電気エネルギーを加えることで分解され、プラス極には酸素がそしてマイナス極には水素が生成されます。水素を多く含むマイナス極側の水はアルカリ性を示すことから、アルカリイオン水と呼ばれるのです。したがって、水素を多く含んでいる水、という点において両者は同じ性質を持つ水であるといえます。

しかしながら、水素が多く溶け込んだ水という点では同じだとしても、両者の生成方法、酸性度を表すpH、保存方法、そして含有水素の残留日数に関しては大きく異なります。まず、生成方法についてですが、アルカリイオン水の製法は電気分解のみであるのに対し、水素水は電気分解製法の他にバブリング製法と化学反応によって作り出すことができます。

酸性度を表すpHも、どちらもアルカリ性に傾いてはいるものの、水素水は中性に近いpHに調整されています。そして重要な水素の残留期間ですが、どちらも製造直後には水素は多く含まれているのに対し、3日も経つとアルカリイオン水の方の水素は無くなってしまうのです。

以上のように、両者は似て非なる水でありその性質には多くの違いがあると言えます。アルカリイオン水はアルカリ性の水で3日もすればただの水になってしまうのに対し、水素水は水素が豊富に溶け込んだ水であるため、長期間水素濃度を維持できる水なのです。似ている様で大きく異なる2つの水を正しく理解して使い分けることが肝心です。

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